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2009年03月26日(木)
瞬間
少しずつ氷が溶けていくような
まだあるかどうかわからない状態の
ただ漠然と朦朧と過ぎゆく日々の中
ある時突然光がみえた
心がカチャンと動いて鳴った
目の前に立つものの
あどけない揺らめき
心底沁み込んでゆく
その誇り
その影ろひ
云うまでもなく私は
乞うまでもなく私は
膝まずいて
ただ
ただ
涙を流した
2007年06月16日(土)
晴れの日
ああ また今日も好く晴れたね
君と居る時は いつも晴れるよ
そう云って彼方は目を細める
私は晴れなんか好きじゃないのに
何でそんなに嬉しそうなの?
だって君を色んな場所に連れて行けるじゃないか
共に多くの事に 触れたり感じたり共鳴したり出来るじゃないか
そう云って彼方は私の前を往く
ああ だからね 晴れの日は嫌い
ねえ 彼方 私だけを見て
2007年06月14日(木)
白い淡雪
後もう少し
後もう少し
此の季節が溶け出してしまふ前に
白い淡雪の
広い野原に出て
君を思ふ事
永遠に換えたい
2007年06月12日(火)
証明
私がもしその
彼方の言ふところの
一つの照明であるのならば
(青白く光ったり消えたりする光の集合体)
あの銀河の果ての果ての
ここからは見えない何億光年も先の
そんなところに光を飛ばす
目に見えないけど本当は在るもの
只それだけの現象だとしても
今ここに確かに存在している事の
証明になるんでせうか
2007年06月11日(月)
紅い砂漠
果てしなく続く道を歩いてる
行き先などはある筈もないけれど
いつもと何も変わらぬ毎日を
飛び越えることがまだ出来るのならば
私には何が必要?
分からない ねえ 教えてよ
信じれる 目を閉じれば
あの時の 大地の夢
ただ強い風が吹いてた
碧い空 紅い砂漠
時を止めることよりも
私を砂に変えて
2007年06月10日(日)
向日葵
タンクトップから伸びた細い腕
眩暈覚えてしゃがみ込む
空気は生ぬるいゼリー状で
上手く走れない
蜃気楼追いかけてく
迷い込んだ楽園
流れる汗に気をとられてた
天気予報は晴ればかり
白いワンピースをはためかせてた
あの子はどこの子
もう家に帰らなくちゃ
ママの声が聞こえる
向日葵の花が咲いているよ
虚構も罪もない空の下
隠れる場所すらもう在る筈ない
土の匂いでさえ咽返る
2007年06月10日(日)
新宿の街
新宿の街は夜でも曇りでもネオンで明るくて
サンダルの音カランコロン響いてる夜の空
バイトが終わったらいつもの場所であなたと待ち合わせ
眠い目をこすりながら手を繋いで歩くの
千鳥足の人ごみの中
絡まりだす欲望の群れ
少しだけ立ち止まっても
喉が渇いてく
きっと人はみんな帰りたがってる
その理由を探し彷徨っている
2007年06月10日(日)
見様見真似
見様見真似で覚えた術も
今では私の一部になって
ふらふらと独りで歩く
この街の風景と化す
親指を噛む仕草はまるで
幼い頃の私みたいだよ
赤い影追いかける
この夜の夢は何処に
2007年06月10日(日)
ひかり
光の中に溶けていく
甘い匂いを追いかけ
広がる空に染み込んでく
まるで夢の中みたい
2007年06月10日(日)
雨上がりの空
雨上がりの空を見上げた
深呼吸すると
まだまだ湿った空気が心を潤す
この空の下
この空はあの人へと続く
もう会うこともない
心を通わすこともない
あの人へと続く
だからもう
悲しむことはない
ましてや
うらむことなど
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